志村電気珈琲焙煎所|自由である事にこだわる街のコーヒー屋

コロナ禍で遠出をする事がほぼなくなり、散歩しまくる中で見つけた珈琲店を紹介します。。自宅から割と離れた場所にあるので、こういう状況でなければ存在にすら気づかなかったかも知れません。どんな状況でも、機会は転がっているものですね。

電気屋兼、珈琲屋兼、雑貨屋兼、食品店?
とにかく突っ込みどころが満載。まず、お店の名前にもある「電気」という部分に触れていきたいと思います。元々電気屋として創業し、リニューアルのタイミングで焙煎所と組んで珈琲店も始めたというのが経緯とのこと。私が知るところでは聞いたことのない異色の組み合わせです。電気屋が珈琲店を始めるとこうなるのかとw。店内の印象は紛れもなく珈琲店なのですが、お店の一角には電気屋に置いてあるような延長コードなどの小物類が陳列されており、店の隅には出荷を待つ中型家電が鎮座しています。また、お店のマスターも珈琲の注文を受けつつ、時折エアコンの設置相談なのかな?と思われる電話を受けたりと、珈琲と電気がミックスする瞬間が訪れます。ここにしかない独特の空気感。

全自動の焙煎機がお店のシンボル
お店の中で常時、電気と珈琲が融合するのが焙煎機。電動式の全自動、熱風の力で焙煎するタイプです。まさしく志村電気珈琲焙煎所のシンボルといえる存在。豆の煎り具合を5段階から指定可能で、希望の飲み方に応じて最適な度合いを提案してくれます。豆の種類も豊富。今回はエチオピア産のを、アイスコーヒーの飲み方に合わせて、5段階中の4の煎り具合で焙煎してもらい、細かく挽いてもらいました。待ち時間にもちゃっかり珈琲を注文。機械音を聞きながら、ゆっくりした時間を過ごす事ができます。

美味いと思った商品を置くスタイル
その他にも、最近では電気でもなく、珈琲でもない品揃え(主に食品)が日々増えており、レジ前のスペースに溢れ出さんばかりに積み上げられています。ついで買いの範疇を超える規模。パン、菓子、調味料、ラーメンなどなど。個人的には、ラーメンが激ウマで、行くたびに買ってしまいます。忖度なしで、今まで出会った即席の袋麺の中でダントツに美味しかったです。とまあ、こんなあり様なのですが、文章だけでは伝わり辛い部分もあるので、あとは写真でこのカオスを体感してください。

志村電気珈琲焙煎所

・住所:〒179-0074 東京都練馬区春日町1丁目11−1
・最寄駅:西武池袋線豊島園駅 徒歩約10分
・WEB:https://www.simdencoffee.com

アパートの1階、すっきりしたオープンテラスのカフェです。
入店すると多少雑多な印象。とにかく物が多いw
席はテラス席と店内に数席。常に開け放されているので、換気抜群です。
産地の豆を、お店の方が要望に応じて勧めてくれます。
挽き方も5段階からオーダー可能。
焙煎機は、さすが電気屋。電動式の熱風で焙煎するマシンが導入されています。
薄皮を熱風で飛ばしながら珈琲豆がスピーディーに焙煎されていきます。
通って1年くらいになるのですが、レジ前は良い意味でますますカオスに。
左下のラーメン(国分のだし麺シリーズ)、めちゃくちゃ美味いです。
こちらも店内の一角。電気屋らしく、延長コードなど細々とした電気用品が売っています。
かと思いきや、珈琲関連グッズも。
出荷を待つ家電達。
もちろん店内で飲食も可能。定番のコーヒーメニューの他に
オリジナルのケーキや、フロート、季節のドリンク等も楽しめます。
ホットコーヒーはこんな感じ。一杯飲みながら焙煎されるのを待ちます。
だいたい200g単位で購入しているのですが、こんな感じです。
産地がわかるようなラベルを貼ってくれます。

やりたい事を思いついたら、かたっぱしからやっているという感じが行くたびに伝わってきます。コーヒーも美味しいですが、情報のアップデートを期待してついつい足が向いてしまいます。従来のあり方にとらわれず、自由にやりたい事を追求する事も大事だと、電気屋兼珈琲屋さんが教えてくれました。気になる方は、ぜひ足を運んでみてください。西部池袋線豊島園駅から徒歩10分くらいなので、池袋拠点の方は割と行きやすいと思います。