新しい暮らし方、ゾクゾクゾク「HafH」

先日紹介した「OYO LIFE」に「ADDress」に引き続き、新たな暮らし方を提案するサービスの紹介です。その名も「HafH」。

いずれも2018年から2019年にかけてリリースされたサービスです。あとから振り返った時に「暮らし方革命元年」と呼ばれる年になるかもしれません。

HafHサービス概要

コンセプト:世界を旅して、働こう
WEBサイト:https://hafh.com/jp/top/

<サービス概要>
日本各地にHafHの設備はあり、5日〜30日の期間で滞在タイプを選択することができます。コワーキングスペースやカフェ、wifiなど設備が充実しており、日本中を旅しながら働くには便利なサービスです。2019年3月時点ではまだのようですが、海外展開も予定しているとのこと。

費用としては、冒頭取り上げた「ADDress」が月4万円×12ヶ月の年間利用なのに対し、以下のようにもっとライトな滞在向けです。賃貸ではなく宿泊という扱いになります。

HafHプラン一覧(出典:HafH WEBサイト)
日本各地に拠点があります(出典:HafH WEBサイト)

インバウンド需要を見込んだ設計

サイトの造りや、対応言語、連携している宿泊予約サイト(BookingやExpedia)を見てみると、海外からの長期滞在者も見込んだ設計になっていると感じました。

海外では長期休暇を取るのは当たり前ですが、日本ではまだまだマイノリティーです。世界と日本のローカルをつなぐ拠点として、2020年に向けてインバウンド需要の盛り上がりが期待できるのでは無いでしょうか。

個人的には、場所や施設の魅力だけで勝負するのではなく、「人」の魅力をもっと打ち出し、「どこどこの誰々に会いに行く」という関係性まで作れればさらに面白いと感じました。風土が育んだ様々な専門家や職人から学ぶための、豊富な「体験斡旋機能」をHafHが保有することで、必然的に世界中の人と地域の関係性が強まり、体験を持ち帰った人がまた次の旅人をその地に送り込んでくれます。体験にとどまらず、ビジネスにまで発展するケースも出てくるかもしれません。
※仕事旅行(https://www.shigoto-ryokou.com/)のような機能をそれぞれの施設に紐付けるイメージ。

場を作った先に、どういう価値を提供したいのか?どういう世界を創りたいのか?大義を具体に落とし込むことをもっと考えていきたいと感じました。