自分が社会人になって約10年。
その短い間にも働き方やは大きく変わりました。フレックスや時短勤務、遠隔業務が当たり前になり、仕事は距離や時間を超えました。向こう10年さらなる多様化が進む事は容易に想像出来ます。
しかし、「くらし方」の形は大部分の人にとって多様化は進んでいないように思います。シェアハウスや二居点生活など、新しいキーワードは出てきますが、まだまだ家というハードに縛られ、動きづらいというのが実態ではないでしょうか。
そんな状況に一石を投じるサービスが先日リリースされました。その名もADDress。月4万円からでADDressが提供する全国各地の施設に暮らすことができるサービスです。
ADDress http://address.love/
全国各地の空き家をADDressが借り上げ、リノベーションし利用者に提供するというモデルです。特定の物件に家賃という形で費用を支払うのではなく、ADDressの会員として会費を支払いすべての施設を利用する権利を得るという点が不動産業という枠組みの中では画期的だと思いました。
・特定物件への家賃でなくADDressの利用会費
・空き家を有効活用
・大家には家賃収入
・ただ住むだけではなく、地域とのつながりや経験を得られる
・地域と移住者のマッチング
拠点や利用者が増えて規模が拡大してくると、ADDressの中でコミュニティが生まれたり、起業する人が出てきたり、自治体と連携したりと、多様な展開が期待出来ます。そうなってくると、人の流れだけではなく仕事やお金もADDressを介して回るようになり、経済圏が生まれます。
人口減少、空き家増加、働き方の多様化などなど時代の潮流が顕在化するかしないかのこのタイミングでポジションを確立すれば、将来のインフラになり得るサービスだと感じました。
今後通信規格のアップデート(5G)により、今よりも加速度的に仕事は距離を超え、自動化やAIに代替される時間によって可処分時間が増えた時に、我々はどういうくらし方ができるか?
その時になって、さあどうぞ!と言われて戸惑う自分でいるよりも、積極的にこういったサービスを活用し、くらし方のテストをして行くべきだと感じました。