古い方が新しい「ほぼ新宿のれん街」

 

渋谷をはじめ、新宿もビルの建設ラッシュ。いたる所で工事の音が聞こえて来ます。こんなにビルを建てて、入る店、人はどこから来るのだろう・・・。それでもビルが出来上がるとちゃんとテナントは埋まっていて、引切なしに人が出入りしていく。これが東京のパワーなのかと。

 

同時に、新しいモノを目にしすぎて、新しく感じられなくなってきているとも思います。どのショッピングモールに行っても、どの「日本初上陸!」に触れても、以前程の感動はありません。どれも同じに見えてしまいます。繰り返しになりますが、人の感覚をも麻痺させる増殖性。これが都会のパワーなのだと思います。

 

そんな中、新宿のはずれにこれは「新しい」場所を見つけました。古いけど新しい。

 

古民家カフェ、古民家風居酒屋はよくありますが、「古民家飲み屋街」は聞いた事がありません。「ほぼ新宿のれん街」は7件の隣接する古民家をまるごと7つの飲食店に改装した、文字通り古民家飲み屋街です。

 


ほぼ新宿のれん街

https://www.hobo-shinjuku.com/

 

 

最寄り駅はJR山の手線の代々木駅。新宿からも歩いていけますが、代々木からの方が近いです。ほぼ新宿としているのは、そういう事だと思います。


 

路地を入ると、雑多な印象を与えつつも、計算された雑多さを醸し出す古民家郡が現れます。

 

 

 

 

アジアン居酒屋、焼き鳥屋、もつ焼き屋、海鮮焼き、イタリアンバルなどなど・・・。酒好きにとっては天国のような場所です。この中の焼き鳥屋に行ったことがありますが、アトラクション的な雰囲気で楽しめました。

 

新しさとはコンセプト・提供価値の新しさ

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古い建物を活用し、新しいものをつくる。古いけれど新しさを感じたのは、「コンセプト」が新しかったからだと理解しました。いくら建物が新しくても、日本初上陸でも、新しさが感じられないのは、コンセプトがありきたりだったり、二番煎じに見えてしまうからです。

 

古くても、新しいものは作れる。物理的に新しい物が次々生まれるこの時代だからこそ、古いものを使って新しさを発明することに価値がある。そう思わせてくれる事例でした。

 

ほぼ新宿のれん街は株式会社Good market & shops(https://www.market-shops.com/index.html)が企画運営しています。調べた所、東京大塚、歌舞伎町、姫路にものれん街があるようでした。コンセプトは「食から始まる街がある」。飲食の新しい業態として、どれだけ広がっていくか引き続きウォッチしていきたいと思います。