ブランドとユーザーを強固につなぐ仕組み「クロージング リサイクリング」

誰しも、自分が好きなブランド、1つはあると思います。そのブランドの良い行いは応援したいと思うし、そういう積み重ねで、ますますそのブランドを好きになり、その人にとって、ブランドの価値は確固たるものに育って行きます。

ジーンズでお馴染みのLEVI’S。

僕はジーンズと言ったらLEVI’Sでしたが、これまではなんとなくでした。店頭でこの取組を知って、このサイクルの中で消費を続けることに価値を感じ、今後もLEVI’Sを履いて生きていこうと強く思いました。


LEVISの「クロージング リサイクリング」

※調べたのですが特設サイトはありませんでした。

仕組みは至ってシンプル。履かなくなったLEVI’Sのジーンズをリーバイスストアの店頭に持っていくと、15%オフのクーポンと交換することができます。回収されたジーンズは、選別され、状態に応じて、リユースもしくはリサイクルされます。この取組は、アパレル業界に特化したリサイクル事業者である、I:Collect社とのパートナーシップによって行われています。

調べた所I:Collect社は、LEVI’Sだけではなく、世界規模で展開する名だたるアパレルブランドとタッグを組んで、「クロージング リサイクリング」を展開しているということでした。消費サイクルが早く、ファストファッションの台頭によってますます高速化するアパレル業界において、非常に意義ある取り組みであることは間違いありません。

I:Collect社 https://www.ico-spirit.com/ja/

同社の調べによると、毎年1億5千万トンもの衣類が廃棄されているとのこと。こういった事態が起こっているということを、自分が好きなブランドを通して知り、歯止めをかける機会が用意されているということもまた、ブランドの価値につながるんだと感じました。斜めから見ると、打算的なマーケティングだと感じますが、こういった取り組みであれば喜んで乗っかりたいと思います。

 

自分の消費の軸を持つ

自分はまだ30代ですが、最近いい感じに物欲をコントロールできるようになってきました。きっかけは特にないのですが、今思うと「欲しい!」と思って買う行為を20代までに散々してきたので、今はもうその欲が満たされているということだと思います。

それでも欲しい物がある時は以下の様なことを軸にしています。

① 機能性・耐久性重視
② 流行りに流されない自分のこだわりを持つ
③ 値段は想定の利用期間で換算して考える

端的に書くと、10,000円のコートを1年ごとに買い換えるよりも、50,000円のコートを5年着るといったようなことです。5年着るので、自分にとってのデザインの普遍性と、機能性・耐久性は大前提になります。

一切特別なことではありませんが。自分にとってはこういう消費のスタイルが合っている気がします。これからも一生消費行動は取り続けるので、その消費の質を高めることが幸福感つながると信じて。

今のスタンスに今後変化は生じるかもしれませんが、「意思を持って選択する」という根幹にあるものは変えずに、できれば良い方向に成長できるよに、日々消費活動と向き合って行きたいと思います。