「太陽のマルシェ」企業と住人で創る街

ひょんな事からその存在を知り、「太陽のマルシェ」というイベントに行ってきました。最近増えてきたいわゆる「ファーマーズマーケット」です。

大江戸線、勝どき駅に隣接する「月島第二児童公園」で月1回のペースで5回目。中には常連客で長蛇の列をなす店もあり、地元のイベントとして定着つつあるようです。

農産物や加工食品を始め、雑貨屋や観葉植物を扱う店など、個性の強い商品を沢山見かけました。

ここで感じた事があったので書きたいと思います。

 


太陽のマルシェ

HP http://timealive.jp


 

 

マンションではなく街を売る?

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調べたところ、「太陽のマルシェ」はディベロッパー大手の三井不動産レジデンシャルが主導する街づくりの一環である事が分かりました。WANGAN ACTIONという湾岸地域の活性化事業です。


WANGAN ACTION

HP http://wangan-action.jp/


近年、勝どきを始め東京の湾岸エリアには大規模タワーマンションが建設され、人口が急増。元々埋立地であるため地域の歴史は淺い。地域性も文化もこれから創られる「新しい街」なのだと解釈しました。実際に来場者も若い夫婦や子供づれが多く、新しい街ならではの同質性の高さを感じました。

 

今まであまり思い至りませんでしたが、この事例からディベロッパーが街の雰囲や文化形成を手掛けるのは非常に理にかなっていると言うのが今回の気づきです。

 

▼住民

住みやすさ(ハードもソフトも)、誇りや愛着、資産価値維持向上

▼ディベロッパー

地域ブランドを確立し、人を集め定着させたい

 

マンションのマーケティングと言うと、スペックや立地の良さ、安全性を謳うものが目立ちますが、「ターゲットの設定」と彼ら彼女らにとっての住みやすさ、幸せとは何か?を分析し形にする事の方がよっぽど本質的ではないでしょうか。

 

個人的に上手いなと思ったのは、「太陽のマルシェ」のネーミングです。いかにも陽気で幸福感に溢れた名前。若いエネルギーを受け止める受け皿にはぴったりだと。「私の街には太陽のマルシェってがあってね・・・」と言う感じで、若い夫婦が誇らしげに語る姿が想像できます。その他にも以下のようなポイントに企業側の戦略を感じました。

 

  • 三井不動産が全面に出ていない
  • 住民からボランティアを募集し巻き込む
  • 地域住民をターゲットにした出店ラインナップ

 

大切なのは、「自分達の街のイベントだ」とその地域の住民が感じ、住民達の力で自走するところまで持っていく事だと思います。方向性を決めて人を集め、場を用意するところまでは企業の力でできますが、定着するかどうかは「やり方」と「継続」と「巻き込み」次第。うまくいけば地域のブランド化に大きく寄与し企業の目的も達成されると言う絵を描いた人がいるという事に思いを馳せながら、この街の行く末を斜め上から見守って行きたいと思います。

 

可愛いデザインのロゴとフラッグ
すごい人・・・出店店舗数もとても多い!
中には長蛇の列を作る卵屋も。卵と言うところが生活の一部になりつつある片鱗を感じさせる