成仏不動産|事故物件の流通に特化した不動産サイト

事故物件のみを掲載、事故の状態を正しく可視化する事で利用者が選択し易く

成仏不動産のまとめ
事故物件のみを掲載
事故の状態を7つの区分で可視化、検索可能
近隣相場よりも格安な賃料設定

病死や自殺等、死因は問わず人が亡くなってしまった物件は「事故物件」と呼ばれています。賃貸物件を探した事がある人であれば検討している物件が事故物件であるかどうか?は誰でも1度は気にした事があるのではないでしょうか。家探しの過程では可能な限り避ける対象であり、そこに住むという事は従来では考えられない選択肢でした。ですが、最近少しづつ流れが変わりつつあります。その1つが今回紹介する「成仏不動産」。サービス名の通り、誰かが亡くなった事故物件のみを取り扱う不動産サイトです。

状態を正しく伝える事で潜在ニーズを掘り起こす
事故物件のメリットを挙げるとするならば、物件の設備や周辺の相場に比べて賃料が割安な点です。デメリットは利用者が感じる精神的な負担です。成仏不動産は後者のデメリットに対して、情報を整理しわかり易くするというアプローチで事故物件の流通に挑戦しています。事故の度合いを以下のような7段階に区分し、利用者がどのラインならば精神的に許容可能か、検討できるようにしました。

 1:お墓や火葬場、葬儀場などが見える物件
 2:共用部分や他の部屋などで事件、事故があった物件
 3:発見まで72時間未満の孤独死、病死物件
 4:発見まで72時間以上の孤独死物件
 5:火事や事故で人が亡くなった物件
 6:自殺物件
 7:殺人物件

このように、要因が分類・可視化されている事で、今まで絶対避けるべき対象だった事故物件というものが、かなり身近になりました。はなから排除されていた事故物件の潜在的ニーズが発掘されたことになります。事故物件に限らず、通常の不動産仲介でもこのスタンスは非常に重要ではないでしょうか。多様化する入居希望者のニーズに対して、従来の情報開示のやり方や検索条件だけでは不十分です。デメリットも含めすべてをオープンにする事で、実はそれを全く問題にしない新たな層を掘り起こし入居の決定要因になる。このようなケースは今後いくらでも出てくるのではないでしょうか。情報の正しさが流通を加速させるようなサービスが主流になれば良いなと、成仏不動産を見て改めて感じました。

成仏不動産 サイトデータ

WEB https://jobutsu.jp
物件数 〜100件
エリア 全国
用途 住居
運営元 株式会社MARKS

※2021/07時点。最新の情報はWEBサイトをご確認ください。