オンラインカスタマイズ家具ブランド「Yourniture.」

私事ですが、最近引っ越しました。

本サイトを運営していながら、改装ができない物件チョイスなのですが、立地・間取り・内装・賃料など様々な条件に文句のつけようがないくらい良い物件で、ほぼ即決。

改装ができない物件でも満足度が非常に高いので、最近はDIYでインテリアを作ったり、改装できない物件でも楽しめる住まいカスタマイズの方法を模索しています。

そんな中、結構悩むのがインテリア。

デザインや質感はもちろんのこと、一番悩ましいのが「サイズ問題」です。間取りは決まっているので、どうしても間取りに合うサイズのインテリアを探しに行かなければならない。

・「デザインはいいけど、サイズが・・・」
・「質感も色も形も最高!、でもサイズが・・・」
・「これいいね、、、あ、サイズ測ってくんの忘れた!」
・「とにかくサイズが・・・」


悩んで気づく、インテリアのサイズ問題。

無印良品やIKEA、ニトリなど、単一のメーカーで揃えると、ある程度解消される部分もあるかもしれません。ただ、部屋に漂うニトリ感、無印感などはこだわりが強い人に取ってみると必ずしも良しとできません。

かなり前置きが長くなったのですが、そこでふと見つけたのが「Yourniture.」というサービスです。

カスタムオーダーが僕らのところにもやってきた

オーダー家具というと、一部の富裕層にしか縁がないというイメージですが、Yourniture.はそこを覆すサービスです。

・Yourniture.:https://www.yourniture.com/

※引用:YournitureWEBサイトより

まさにこんなサービスを待っていました。

WEBサイトから読み取れるサービスの特徴は以下。

・現状シンプルなBOXのみの展開
・WEBサイトにて自分の好きなサイズ指定が可能(各辺50cmの範囲内)
・カラーも10色から自由に選択可能(1つに1カラー)
・価格も最大7000円台と手の届く価格帯(全て50cm指定の場合)
・植林活動へ貢献できる(使用した分の植林をしているとの事!)
・生産はインドネシアの工場で(楽器なども作れる技術力の高い工場)

カスタムオーダーが手軽にできるという、家具の究極の形だけではなく、その他にも様々な付加価値がありました。

特に、消費が知らずのうちに社会貢献に繋がっているというのは、非常に刺さりました。以前に記載したクラウドファウンディグに対する記事のなかでも記載させてもらった、自分の考えと非常に近い物があります。

・以前の記事:http://www.creative-hiking.jp/web/2792/

▼WEBサイトから以下のように、サイズを操作しカラーを決定するだけ。価格はサイズ指定後に自動算出される仕組み。

インターネットやテクノロジーを活用した仕組み化の可能性

カスタムオーダーの家具をこれだけ手軽な価格で提供できるのは、やはりインターネットやテクノロジーを利用した「仕組み化・自動化」の力が大きいと感じました。

以前、家具職人さんに1日体験弟子入りさせてもらった事があり、その際お伺いしたのが「家具製作コストの大半が材料費以外」という事実。

① デザインや設計の工数
② 加工・組み立てる工数
③ 材料の仕入れや輸送にかかる工数
④ 流通にかかるマージン等

このサービスに関しては、自社のWEBサイト直販を行い、生産の仕組み化で①②④を極力まで圧縮し、それが適正価格や社会貢献に反映できる理由だと感じました。

最近、中間業者をネットやテクノロジー活用で省く動きが進んでいますが、それ自体は手段なのであって、Yourniture.のように「家具の最適な形」を追求をするために何ができるか?という確固たる軸があるサービスは、関係者にも情熱が伝わり、長く愛されるものになるのだと思います。

ものづくりを考える上で、この視点は持ち続けて行きたいと強く思いました。