アルヴァ・アアルト展 @東京ステーションギャラリー

本日から始まると聞いて行ってきました。会期は4月14日(日)までです。

東京駅にこんなギャラリーが出来ていたとは知りませんでした。丸の内北口改札を出てすぐの駅構内に入り口があります。チケットも券売機でSuicaが使えて非常にスムーズでした。

アルヴァ・アアルトとは?

個人邸宅から公共建築までを設計したフィンランドを代表する建築家です。建築にあわせて、家具をはじめ壁面タイルやドアノブに至るまでをデザインするなどディテールへのこだわりも徹底していました。また、アームチェアやスツール、照明器具、流線形のガラス器など、彼が手がけたプロダクトデザインは、今やフィンランドデザインのシンボルといえるほど世界中で親しまれています。

東京ステーションギャラリー

実は、全く詳しくありません。アアルトという名前と、彼がデザインしたスツールを知っているくらいです。円形の座面に、曲線の足が3本。このフォルムをみて、「ああ、このスツール!」と思う方は多いのでは無いでしょうか。

会場内は撮影禁止だったので、会場外の休憩スペースに置いてあったスツールをパシャリ

生活の中に溶け込むシンプルさと機能美を追求したデザイン。世界中で愛されるアアルトのデザイン哲学のようなものに触れたくて、足を運びました。

「融通性のある規格化」「たやすく拡張できること」

展示の説明書きの言葉を拾いながら見て回ったのですが、この2フレーズがとても印象に残りました。例えば上記のスツールであれば、座るという機能を満たす上で必要最低限のデザインです。さらにこのスツールは何脚も重ねる事で、同じスペースで大量の収納を可能にする拡張性があります。さらに、座面の色や素材を変えることで印象はガラッと変わります。

たった4つのパーツからこれだけの価値を生み出すこと。そこにアアルトのデザイン哲学が全て凝縮されていると感じました。

座るという目的を達成するためのアプローチは無限大です。その最短距離を最速で行きつつも、デザインと収納機能というプラスαの価値を提供する拡張性。何かをアウトプットする時に、指針としたいあり方です。

出典:artek https://www.artek.fi/jp/products/stool-60
曲げ木の技法(L-レッグ)

展覧会で知ったのですが、アアルトが興した会社が今でも存在します。artek(アルテック)社です。アアルトがデザインしたスツールやチェア、照明が今も生産され続けています。本当に価値があるものは劣化せずに、受け継がれ続ける。

こういったものにもっと触れて、自分も本質的なものを生み出せる視点を身に付けたいと切に感じました。

展覧会の出口付近にある、アアルトとの撮影コーナー