omusubi不動産

omusubi不動産
〜おこめをつくる不動産屋〜

インパクト強すぎて、ステキな響きすぎて、気にならずにはいられませんでした。お米屋さんがやってる不動産屋さん?それとも、近くに田んぼが沢山あるからそんな名前にしたのか?早速サイトの「omusubi不動産とは」を見てみましょう。

・omusubi不動産とは
http://www.omusubi-estate.com/?page_id=2

なになに?

入居者のみなさんや街の方々と一緒に田んぼや稲刈りをしています。

やっぱり!お米屋さんではないまでも、お米を生産しているんですね。しかし、なんのために…それがなんで不動産と結びつくのでしょうか。興味は深まるばかり。

『なぜおこめをつくるかというと、街に暮らす人々や地域、その先に
ある自然環境が「おたがいさまの関係」でありたいと思っているからです。』

『わたしたちができることは、あくまできっかけづくりです。
田んぼもそんなきっかけのひとつになればと思いながら、
今日も仕事をしています。』

なるほど!お米作りを通して、人とのつながりを作り、そこから、契約をどんどん取ろうという魂胆か…やるな…!というのは、全然趣旨とはちがっていてw上記にもある通り、おたがい様の関係のきっかけを作り人や地域とつながり、そこから新しいものやことが生まれるようなライフスタイルを後押しする。その起点になっているのが、『お米作り』だと言う事です。

以前以下の記事でも言及しましたが、『暮らし方』に言及する、既存の賃貸の枠組みにとらわれない取り組みだと感じました。

http://www.creative-hiking.jp/renovation/2516/

価値観の合意という視点

omusubi不動産とは

omusubi不動産では古民家や平屋、レトロなマンションや、
懐かしき団地のように、古かったりクセがあるけど味わいの
ある物件を、DIY・改装可や、シェアOKな条件にしたり、
時には物件のルールそのものをみなさんと一緒につくって
いくことで、より良く使い続けていきたいと考えています。

改装可能賃貸をメインに扱う不動産屋さんのようですね。1つ特徴的なのは、物件を貸して、あとはご自由にどうぞという訳ではなく物件のルール作りから入居者と一緒になって作り上げて行くという点です。

スクリーンショット 2014-05-18 9.14.15

上記のように、omusubi不動産にはしっかりとした価値観があります。これは借り手との暗黙の確認作業と言えると思います。

また、好き勝手書いてしまうのですが、従来の賃貸は、立地や家賃、間取りと行ったスペックの尺度のみで借り手と住み手が合意を得て契約が成立しているため、何か物件に不備があったり、ちょっと至らない点があるだけで、暮らしの満足度が著しく下がったり、クレームに発展したりするのではないでしょうか?

こうやって、価値観の部分での合意が住人と取れれば、自然と一緒に良くして行こうという意識が生まれ、貸し主も借り主もハッピーな関係が築けるのだとすごい可能性を感じました。

ただ、貸し手の方にはそもそもそんな価値観や、コンセプトなんてない!という状況かと思いますので、それを掘り起こし、整理し、伝えるコンサルタントのような存在も今後必要になると思います。不動産仲介業がまさに上記のような立場にいる職業かと思いますが、

・マーケティング的視点
・情報を整理して伝える技術
・情報がより伝わるクリエイティビティ
※サイトのUIとかそういうレベルではなく

これら3点を兼ね備える事で、いま市場に眠っているストック物件が次々と息を吹き返し、活性化のきっかけになるのではないでしょうか?

引き続き、ライフスタイルの提案と不動産仲介業のジレンマ見たいな今回のテーマは考えて生きたと思います。

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