愛ある賃貸住宅を求めて【2】

先日に引き続き、愛ある賃貸住宅を求めてを読んで。

なぜ、住宅を所有してきたのか?〜人と「家」との程よい関係〜

※箇条書き部分は、賃貸住宅を求めて NYC, London, Paris & TOKYO 賃貸住宅生活実態調査』より抜粋

・資産価値に偏重した政策運営は、住宅市場に大きな歪みをもたらした。

・賃貸住宅市場を持ち家までの短期的なブリッジとして位置づけている。
→資産として住宅を所有する事が1つのゴールになってしまうと、おのずと、それにいたるまでの住環境の選択は制限的になり、賃貸住宅市場はますますつまらない物になってしまう。

・住宅価値の低下は、家計に対しては消費活動の低迷を招き、金融機関においては保有リスクの上昇を通じて、貸し出し行動を制限するといったことで、実体経済に対して、大きな影響をもたらすという構図が出来上がってしまっているのである。
→目的が住宅の所有だけになってしまうと、住宅の価値変動が起こったときにその逃げ道がなくなってしまう。

・欧州では資産価値が高いというのは、収益性が高いことを意味する。売却できないときにしっかりとした収益を生み出す事が重要。
→物件を、所有物としての資産とだけ見てしまうと、単なる価値のない箱になってしまう。そうではなく、住まいとしての価値を追求した物件こそ、人から求められ、その人に取っての価値のある物になる。人から認知され、求められてこそ資産としての価値が生まれる。

・土地の高さが住宅から受けるサービス水準を高める努力を交代させてしまっている。
→この考え方は、しっくりきました。好立地、周辺環境の充実はそのまま土地価格に反映され、家賃に反映されます。今の時代、競争力が高い物件は、こういった立地面・周辺環境の充実が重視されているため、物件自体のスペックや他との差別化に目が行きにくくなっている気がします。

住宅を単なる所有する「資産」とだけ見なすのではなく、本来の役割である、「住まい」だと言う事を念頭において、その様々な活用の形として、持ち家・賃貸・資産運用について考える事が重要だと感じました。