アイデア9『スタートアップ不動産』

概要

改装可能賃貸をどう広めるかを考えたときに、今までは、ライフスタイルを軸に考えてきました。今回は、少し視点を変えて、改装可能賃貸×「?????」ということで、改装可能賃貸と、新しい事業を起こしたい人という組み合わせで考えて行きたいと思います。

ニーズ

<登場人物>
・大家さん
・住人(事業を起こしたい人)

<大家さんのニーズ・課題>
・空家を活用したい
・築年数が古く、戸建てorアパートのため借り手が見つからない

<居住者ニーズ・課題>
・事業作りに没頭できる環境を求めている
・事業のランニングコストを抑えたい
・事業の運営スピードを早めたい

ソリューション

・コンセプト:場作りから始める事業作り
・サービス:改装可能オフィス兼シェアハウ
・サービス概要:ベースはシェアハウス。

複数人が共同生活をする場を提供する。ただし、住民は1つの目的を共有する集団とする。
→ スタートアップ企業(超創業期)

住人は、物件を自分達の事業を成功させるために、物件を自由に改装する事ができ、24時間事業作りに没頭できる。目的としてのDIYではなく、手段としてのDIYという点がポイント。

また、家賃を「投資」に置き換え、成功報酬とする。
・家賃タダプラン(成功報酬)
→ 事業収益の●%を●年以内にバック
→ 事業が成功しなかった場合は、居住期間分の家賃を支払い
※創業期に必要な資金を全て事業に回す事が出来る

<大家さんのメリット>
・ぼろぼろの空家を投資対象として有効活用できる
・物件を住民が改装する事でバリューアップにつながる。

<居住者のメリット>
・創業期のランニングコスト削減につながる
・自分たちのやりやすいように空間をアレンジできる
・シェアハウスの中で操業する事で事業スピードが上がる

<その他のサービス>
・メンター組織を設け、入居者に対して事業的なアドバイス
・他の若手事業者と横のつながりが出来るような、様々な情報提供
・大家側には、有望なスタートアップ集団の斡旋

想定される課題

・事業が失敗した場合の投資回収
→居住期間の家賃を、居住者で分割してさらに月払いにする
※投資期間の家賃支払いが遅れてやってくるイメージ
→契約期間を2年の短期にして、失敗した時の損失額を抑える
・投資期間の家賃収入が得られない
→成功報酬型にする事で、事前にリスクとリターンの説明

今回は、DIYを目的ではなく「手段」ととらえ、アイデアを考えてみました。気づいたというか、ハッとさせられたのですが、DIYが手段って、実は当たり前というか前提だったという事。改装可能という事にこだわりすぎて、本質を見失っていました。自分に合った生活空間を手に入れるためのDIYであって、DIYをする事は改装可能賃貸でも目的では無いんですね。

何かお気づきの点がある方は是非ご連絡ください!引き続きよろしくお願いします。